傾聴フィジカル提唱者

露木 龍二

はじめまして。露木龍二です。

私は、傾聴フィジカルという考え方を通して、
「聴き方を学ぶ前に、聴ける自分をつくる」ことの大切さを伝えています。

傾聴というと、相槌、うなずき、オウム返し、共感の言葉などの技術として語られることが多くあります。

もちろん、それらは大切です。

けれど、人の話を本当に聴き続けるためには、技術だけでは足りないと感じています。

人の話を聴いていると、聴き手の中にもさまざまな反応が起こります。

早く答えを出したくなる。
正したくなる。
助言したくなる。
自分の話をしたくなる。
相手の感情に巻き込まれて苦しくなる。

だからこそ、傾聴には「聴き方」の前に、聴ける自分の土台が必要です。

その土台となるのが、自己受容、自己一致、そして心の持久力です。

カウンセリング・心理学との出会い

私自身、20代後半の頃、人間関係に大きな悩みを抱えていました。

良い人を演じ、言いたいことを言えず、周囲に都合よく扱われてしまう。
それでも、どう抜け出していいのか分からない。

そんな生きづらさを感じていた時期がありました。

その頃、ふと立ち寄った本屋で、國分康孝先生の『自分を変える心理学』という本に出会いました。

「この本で、生きづらさから抜け出したい」
「新しい人生を始めたい」

そんな気持ちで手に取ったことを、今でも覚えています。

そこから私は、心理学やカウンセリングに関心を持ち、自分自身を見つめ直すようになりました。

本を読み、自分と向き合い、自分なりの考え方や行動の軸を少しずつ作っていく。

今思えば、その時間は、自分で自分をカウンセリングしていたようなものだったのかもしれません。

傾聴を学び、現場で聴き続けてきたこと

その後、私は48歳からカウンセラーとして活動を始めました。

カール・ロジャーズの来談者中心療法の流れを学び、傾聴講座にも長く通いながら、人の話を聴くことに向き合ってきました。

ありがたいことに、クライエントの気持ちを大切にする師との出会いにも恵まれました。

その中で強く感じたのは、傾聴はきれいな言葉だけでは成り立たないということです。

知識があれば聴けるわけではない。
優しければ聴けるわけでもない。
相手を何とかしてあげたい気持ちだけでは、かえって相手の話を奪ってしまうこともある。

聴き手自身が、自分の弱さ、未熟さ、怒り、焦り、下心、醜さにも気づいていなければ、人の話を本当に受け止め続けることは難しい。

人のことは言えない。

そう思える人ほど、人を簡単に裁かずに聴けるようになる。

私はそう考えています。

傾聴フィジカルという考え方

私は20代の頃、極真空手を学びました。

空手では、技を覚える前に、打たれても崩れない身体、動き続けられるスタミナ、相手の攻撃を受け止める力が問われます。

傾聴も同じだと感じています。

相手の言葉や感情を受け止め続けるには、聴き手自身にも、心の持久力、話を聴き続けるスタミナ、そして感情を受け止める筋力が必要です。

それが、私が「傾聴フィジカル」と呼んでいるものです。

聴ける自分を作る。
聴ける人になる。

そのための土台づくりを、これからも伝えていきます。

現在の活動

現在は、Xやnoteで傾聴フィジカルの考え方を発信しています。

また、ココナラでは、傾聴ロープレ練習として、聴いている最中に起こる自分の反応や、「聴けない瞬間」を一緒に見ていく練習の場を提供しています。

今後は、市民講座、少人数講座、YouTubeでの発信なども通して、傾聴フィジカルを必要な人に届けていきたいと考えています。

傾聴フィジカルの考え方をさらに知りたい方は、トップページやnoteをご覧ください。
実際に練習してみたい方には、ココナラで傾聴ロープレ練習を提供しています。